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アクアリウム　AQUARIUM
ミドリフグ、ハチノジフグといった汽水フグを中心に、汽水に棲む他の魚との混泳の話題について書いてみます。

きっかけ
昔からペットを飼うのが好きでした。
子供のころ実家では、30匹あまりのセキセイインコとチャボ、季節によってはメジロ、ヤマガラ、九官鳥、池には鯉が泳いでいました。
僕も一人暮らしを始めてすぐにグリーンアロワナと陸ヤドカリを飼っていました。
しばらくペットのいない日々が続きましたが、たまたま行ったホームセンターでチョロチョロと泳ぐミドリフグとハチノジフグのかわいさに惚れ、アクアリウムを始めることにしました。

ハチノジフグ

水槽全景

飼育環境

水槽	40cm前面曲げガラス水槽コトブキレグラスR-400 W400×D260×H300（26L）
ろ過器	パワーボックス SVミニ
ライト	ミニライトピクシースノー
ヒーター	テトラ 26℃ミニヒーター50W
装飾	天然のサンゴ（死んだやつ）2つと、ニセモノの岩、水草をホームセンターコーナンで購入。底砂はシンセーコーラルサンド粗目(15番)を敷きました。水温系は緑色が美しいGEXのクリスタル水温計にしました。

水槽の立ち上げ
ミドリフグやハチノジフグは、河口など淡水と海水が混じりあうところに生きるいわゆる汽水魚なのです。
人工海水の素などを使用して海水の4分の1程度の濃度の汽水を作ります。
濃さは目分量では難しいので、比重計を使ってきちんと計ったほうが良いです。
比重計が1.006を指すように濃度を合わせます。
僕はカルキ抜きの必要がないアクアシステムの「ピュアソルトe」という人工海水の素とテトラ社の比重計「ハイドロメーター」を使っています。

また、汽水には水草を入れることができませんので、ビニール製のニセモノを入れました。
水質を変化させる天然石も入れられませんので、岩の隠れ家も作り物です。

水質を汽水魚が好む弱アルカリ性にするため、サンゴと貝殻を入れています。

海水の素・比重計

水をまわす
作ったばかりの汽水を水槽に入れてもすぐには魚を入れられません。
まだ、水質の浄化をしてくれるバクテリアが居ないからです。
全てセッティングを終えた空の水槽に、ろ過器を動かした状態で約一週間待ちます。
これを「水をまわす」といいます。
淡水に較べて汽水はバクテリアが繁殖しにくいようですので、僕は早く繁殖させるためにコメットの「マリモブラザーズ」を入れました。

魚を入れる
一週間が経ち、いよいよ待ちに待った魚を水槽に招き入れます。
ミドリフグはかわいい姿とは裏腹に気性が荒く仲間同士でもケンカをすることがあるため、一般的には単独飼育が望ましいとされています。
でも、ショップではたくさんのミドリフグとハチノジフグが一緒に泳いでいましたので、思い切って複数飼育に踏み切りました。
ここからが、フグとの混泳へのチャレンジのはじまりです。
現在、ウチの水槽にはミドリフグ2匹、ハチノジフグ2匹、バンブルビー・ゴビー3匹、インディアン・グラスエンゼル4匹、サザエ石巻貝6匹が仲良く生活しています。

メンバー紹介

	ピダム（ミドリフグ）タイ語で真っ黒さん。フグは機嫌が悪いと黒くなると言いますが、この子はいつも黒いです。最初はいかにも親分といった貫禄で水槽内を泳ぎまわっていましたが、最近は岩の中に隠れていることが多いです。水槽内のパワーバランスが変わったのかも！？
	タマダー（ミドリフグ）タイ語で普通。カタチも色も、ものすごくオーソドックスな子です。タマダーの子分（スネオポジション）としてやってきましたが、エサを取り合いしている間に自分が強いことが分かったのか、今はボス的な存在で他の魚をビビらせています。
	ノンレック（ミドリフグ）タイ語で小さな弟。他の2匹のミドリフグの半分ぐらいのサイズで尻尾が元々曲がっていたので一番気にかけて育てていました。しばらくは他の2匹に突っつかれながらもヨチヨチと泳いでいましたが、入居後10日で永眠しました。ご冥福をお祈りいたします。
	チビ（ハチノジフグ）背中に8の字の模様がある、ミドリフグと同じ汽水フグです。カラダは小さいながらも気が強く、エサの取り合いでは絶対負けません。しかも自分が食べなくても他の魚を追っ払うちょっと意地悪な面もあったりします。はじめは8ちゃんという名前でしたが、二代目よりも小さかったためチビに改名ｗ
	シロ（ハチノジフグ）当初、チビと一緒にハチノジブラザーズとして入居しました。カラダの色が白くおとなしい子でしたが、入居後20日で草の隙間で動けなくなりその後永眠しました。ご冥福をお祈りいたします。
	8ちゃん（ハチノジフグ）シロの代わりとして入居しました。 8ちゃん2号という名前にするはずでしたが、初代8ちゃんよりも大きなカラダだったため、こっちが8ちゃんになりました。純淡水でウチに来たので、3時間かけて汽水をちょっとずつ足して汽水に慣らせました。フグは臆病だと言いますが、入居すぐから水槽内をあっちこっち探検しています。「ネオス楽天市場店」で購入しました。
	ボビー（バンブルビー・ゴビー）英語でうるさい蜂のハゼという名前です。濁音だらけの名前は確かにうるさいですが、おとなしい子たちです。 4匹入居しましたが、途中で1匹行方不明になり…現在3匹です。同じ顔で見分けが付かないのでみんなボビーと呼んでいます。ハゼなので基本的には底のほうでじっとしていて、チョンチョンと変則的に泳ぎますが、急に元気になって水槽内を泳ぎまわることもあります。「charm 楽天市場店」で購入しました。
	ミナミーズ（ミナミヌマエビ）水槽の掃除係りとして10匹入居させました。汽水で生きることができ、動くスピードも早く、フグからも逃げられそうと判断したのですが… 入居後2日で全員フグのお腹に納まってしまいました。フグはエビが大好物です。エサとして入れるのであれば別ですが、混泳はできません。ご注意ください。「charm 楽天市場店」で購入しました。
	サザエーズ（サザエ石巻貝）こちらも水槽の掃除係りとして6匹入居させました。普通の石巻貝とは違い、角（突起）があるのが特徴です。口をモグモグしているのがかわいいです。はじめはフグ軍団に突っつかれて心配でしたが、すぐに飽きられたようで安全モードに。 6匹全員今日もせっせと水槽の汚れを食べてくれています。「charm 楽天市場店」で購入しました。
	ガラスちゃん（インディアン・グラスエンゼル）カラダが透明のキレイな子たちです。 5匹いますがまとめてガラスちゃんです。純淡水で来たので、汽水に対応しないかも？と恐る恐る汽水を足しましたが、まったく問題なさそうでした。また、フグに狙われるかも？という不安もあったのですが、水合わせの時にも一緒に来た8ちゃんの後ろを5匹で着いていったりしても8ちゃんが興味を示さなかったのでOKと判断して水槽投入。 5匹群れをなして優雅に泳いでいます。「ネオス楽天市場店」で購入しました。
	アサリちゃん（アサリ）もしかしたら汽水水槽で生きてくれるかも？と思い1つ投入してみました。フグに突っつかれても殻の中に隠れるので安心！と思っていたら数時間後に普通に死にました…。海水じゃないとダメなのかも知れません。その後、僕とフグたちのお腹に収まりました。混泳失敗。…これはあくまでもエサですね。

エサ（餌）
フグ全て現地採集されたもので、人工飼料による餌付けは難しいとされています。
赤虫やクリルといった天然のエサを与えるようですが、僕はホームセンターで勧められた「パファークランブル PF-S」をメインにミナミヌマエビのエサとして購入した「シュリンプフード」を与えています。
この2つはバンブルビー・ボビーもよく食べます。
栄養補給のためたまに活あさりをあげています。
グラスエンゼルが人工飼料をあまり食べてくれないので、そろそろ赤虫購入を考えています。

人工飼料

メンテナンス
水槽立ち上げ当初はバクテリアが少なく、アンモニアが充満し魚を弱らせてしまうため、2日に1回、水槽の3分の1程度を入れ替えました。（以後換水）
1ヶ月ぐらい経った後は1週間に1回、半分ぐらい換水で良いようです。
水槽の底で黒ーくなってじっとしていたり、水面であぷあぷすることがあればすぐさま換水する必要があります。
あまり換水の頻度が高いと今度は大事なバクテリアも減ってしまうため、多すぎず少なすぎず、魚の体調を見ながら換水するのが良さそうです。

ギャラリー
ミドリフグ、ハチノジフグ、バンブルビー・ゴビー、グラスエンゼルの珍しい混泳の映像や面白い写真をアップしました。

なかよく混泳動画あり	アサリは大好物動画あり	けんか？動画あり
カルガモ親子動画あり	獲物を狙う目画像あり	挟み撃ち画像あり
まんぷくブラザーズ画像あり	サイズの差画像あり	ベタもいます画像あり

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